高橋文哉(たかはし・ふみや、21)/(撮影/写真映像部・東川哲也)
高橋文哉(たかはし・ふみや、21)/(撮影/写真映像部・東川哲也)

「落ち込んでも、そんなの明日の自分には何もプラスはなくて、『だったら明日そう思わないように、今日から準備したらいい』と思うんです。あと、僕は誰かに自分の思いを話すことで楽になるところがあります。『8LOOM』のメンバーとは一対一で飲みに行ったり、ご飯を食べたりしたのですが、シンプルに『大変だよね』などと話をしました。自分たちの思いをぶつけ合うことで、次の日のパフォーマンスが変わってきたので、思ったことを言い合えることは大事なことなんですよね。いい出会いでした」

 次の作品は、23年1月スタートの「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(フジテレビ系)。初の月9ドラマへの出演だ。

「役者の方がみなさん口をそろえて、弁護士と医者役が難しいと言いますが、その弁護士側をやっとできるので楽しみです。とはいえ、今回はロースクールの学生役なので、そんなに専門用語はないのかなと思って台本をパッと開いてみたら漢字だらけで、本当にセリフが難しい。自分の人生で動かしたことのない口の動きをしています。でも、新しいものを自分の中に入れている感覚がして、演じていて楽しいですね」

「ネクストブレイク」「2023年の顔」の呼び声も高く、高橋さんもその期待を日々感じるという。

「期待には応えたいし、そのためには自分の想像を超えていかないといけないとも思っています。応援してくださるみなさんや家族、関係者の方たちに胸を張って顔向けできるように、たくさん自分に向き合いつつ、努力して、俳優としてもっといいものを届けたいです」

■高橋文哉さんの2023’s My Trend

Sports:サッカー

「初めてテレビでサッカー中継を見たのが、この間のW杯の日本-ドイツ戦。国を背負ってる姿がかっこよかったです」

Goods:漫画

「最近、八村倫太郎くんから『アオアシ』を薦められて読んだり、漫画を読む機会が増えて、その魅力に気が付きました。漫画からいろいろ取り入れていきたいなと思います」

Person:高橋文哉

「多くの方に『2023年の顔』などと言っていただき、期待に応えたいと思っています。いつか誰もが知っているような俳優になりたいですね」

(編集部・大川恵実)

AERA 2023年1月2日-9日合併号