日本大 「N」(1922年/89回)
東京農業大 「東京農大」(1921年/69回)
筑波大 校章(1920年/61回)
大東文化大 「D」(1968年/50回)
拓殖大 「T」(1933年/42回)
亜細亜大 「AU」(1967年/33回)
関東学院大 「K」(1994年/6回)
城西大 「JU」(2004年/16回)
上武大 「上武大学」(2009年/11回)
(筑波大の出場回数は、前身の東京高等師範学校、東京文理科大、東京教育大を含む)
ユニホームの大学名はイニシャルか、正式名称か。
2000年以降の出場校のなかで戦前から箱根を走っている古豪、伝統校を見ると、イニシャルが圧倒的に多い。大学名をわざわざ示さなくてもいい、という自信の表れだろうか。
なお、戦前出場組では、25年以上箱根から遠ざかっている慶應義塾大は「K」、立教大は「R」を付けて予選会に出場し、復活を目指している。「早慶」「MARCH」「日東駒専」のうち、イニシャルではないのは、青山学院大、駒澤大の2校だけで、少数派だ。
一方、1980年以降の初出場組を新興勢力とするならば、その多くは正式名称の表記である。山梨学院大、中央学院大、東京国際大、創価大、そして2001年のみ出場した平成国際大など。できるだけ大学名を浸透させたい、という広報戦略を示しているかのようだ。
2008年、中央学院大の入試広報部長はこう話している。
「箱根駅伝出場ということで、志願者増という明確な因果関係は見出せない。しかし、大学の認知度アップには大きく貢献している。また、地元・我孫子市が自主的な応援組織を編成してくれたり、市民と大学の交流が深まった」(「教育学術オンライン」 2008年11月19日)
新興の大学にすれば、「認知度アップ」のために箱根駅伝を活用したい、という思いはどこも同じだろう。
新興勢力の大学経営陣の一人がこう話してくれた。