下着を1日に2~3回交換するのもいいという。下着の中が蒸れると、繁殖したバクテリアや真菌が皮膚を刺激してかゆくなるので、通気性がよくゆったりしたものを選ぶようにしたい。
「それから便が漏れたとき、ウェットティッシュで何度も拭く方がいますが、アルコール成分が含まれていると余計に皮膚炎が悪化してしまいます。ノンアルコールのものを使うか、ぬるま湯で濡らしたガーゼなどで拭くようにしてください」(同)
肌がかゆいときは、冷やすのが効果的だ。かきむしってしまうと、かゆみ物質であるヒスタミンが分泌されて、余計にかゆくなる。タオルで包んだ保冷剤を患部に当てるなどしよう。
かゆみを抑えるには、肌を刺激する物質や回数をできるだけ減らすことが大切だ。(ライター・澤田憲)
※週刊朝日 2022年2月4日号より抜粋