北京オリンピック(五輪)のフィギュアスケート男子でクワッドアクセル(4回転半)に挑戦した羽生結弦(27)が14日、北京市内で記者会見を開いた。主なやりとりは次のとおり。
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――ただいま羽生選手の記者会見を実施します。質問のある方、それでは挙手をお願いします。
すいません。その前に僕から伝えさせていただきたいことを、先にお話しさせていただきます。まず、正直、自分もこんなに集まってくださると思っていなくて、今とてもびっくりしているんですけれど、えー、みなさんの前でお話させていただく機会を設けてくださいまして、本当にありがとうございます。
メディアの方々は当事者として感じられたかと思いますが、まだバブル内で陽性者が出ているオリンピックで、自分がミックスゾーン等で取材をしていただく時にどうしても密になってしまう、多人数が集まってしまうということがあって、このような大きな会場で質疑応答させていただくことと思い、僕はこれに同意しました。足を運んでくださりありがとうございます。
そして、えー、えっと、話したいことがいっぱいありまして、自分もちょっと緊張していて何から話したらいいかわからないんですけれど、質問が来ないかもしれないと思いまして、言わせていただきたいことがあって。
まず金メダルを取ったネーサン・チェン選手(米国)、本当にすばらしい演技だったと思いますし、やっぱりオリンピックの金メダルって本当にすごいことなんです。僕もそのオリンピックの金メダルを目指してずっと頑張ってきましたし、そのためにたくさんネーサン選手も努力したんだと思います。彼には4年前の(平昌五輪での)悔しさがあって、それを克服した今があって、本当に素晴らしいことだと思っています。
そして、ちょっと前後しちゃいますけど、この大会に関係しているボランティアの方々、今回氷を作ってくださった方にも感謝を申し上げたいです。
もちろんショートプログラム(SP)のときに氷に引っかかってしまって、ちょっと不運なミスだなとか、悔しかった部分ももちろんあります。けど、本当に滑りやすくて、跳びやすくて、気持ちのいい会場で、気持ちのいいリンクでした。本当にこの場を借りて感謝したいと思います。ありがとうございました。すいません、以上です。ありがとうございます。