龍谷大はウクライナとの関係から主張する。
「龍谷大学はウクライナ共和国が1991年8月24日にソビエト連邦からの独立を宣言したわずか4日後の8月28日にキエフ大学と学生交換協定を締結し、本日に至るまで多くの学生の派遣・受入れを行なってきました。このことから、ウクライナ全土の人々が直面している戦争の現実を到底看過することはできません。 龍谷大学・龍谷大学短期大学部学長 入澤崇 龍谷大学グローバル教育推進センター長 久松 英二」(一部抜粋)
福島大はウクライナのチェルノブイリ原子力発電所に着目しての発信だった。
「このたびのロシアによるウクライナへの侵略については到底受け入れられるものではなく、福島大学長として、これ以上の被害拡大を防ぐため、対話等による平和的解決が一日も早くなされるよう強く望みます。(略)また、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所がロシア軍に占拠されたとの報道もあり、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、ウクライナの専門家と共同で原発事故からの復興を目指してきた本学としては、この事態を深く憂慮しております。 福島大学長 三浦浩喜」(一部抜粋)
国際基督教大は大学の成り立ち、理念からの声明だ。
「国際基督教大学(ICU)は、第二次世界大戦の悲惨を反省し、恒久平和を希求し、国際社会において平和を築く人を育てるために献学(設立)された。その理念のもとに集う我々は、ロシア軍がウクライナに対して行なっている軍事侵攻に、大学として「否」を表明する。(略)平和とは戦争のない状態。我々は平和を要求する。武力によって他国の主権を蹂躙し、そこに住む人々の日常を破壊し、恐怖と不安を生み出し、人間の権利をないがしろにする暴挙に反対する。 国際基督教大学・学長 岩切正一郎」(一部抜粋)
大学の部局として抗議声明を出したところもある。
25日、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)はこう見解を示した。
「RECNAはこの軍事侵攻を強く批判するとともに、核軍縮・不拡散体制への深刻な打撃や高まる核リスクについて強い懸念を表する。そして改めて核兵器のもたらすリスクを認識し、核軍縮の必要性を訴える」(一部抜粋)
28日、明治学院大学国際平和研究所の有志は次のような声明を発表した。同研究所に関係する47人が名を連ねている。
「事態を憂える世界の人々、なかんずくロシア国内で抗議の声を上げている勇気ある人々に連帯の意を表すとともに、私たちは、このような事態を招いた原因がどこにあるのかを追究し、こうした悲劇をどうすればなくしていけるのかという課題に、あらためて取り組んでいきたいと考えます」(一部抜粋)