息子の名前を宮本武蔵から取った若松は、死をも厭わず戦いに臨む精神性が日本人の強さだと信じている。
「侍って死ぬのが分かっていても飛び込んで行ったりする決心があるじゃないですか。それが一番の強みじゃないかと思います。フィジカルとか持って生まれた身体的なものは外国人の方が強いと思うんですけど、勝負強さっていうか、それは日本人は負けていないし、気合いが入ってると思います。だから自分もそういうのを引き継いでいきたいです」
言葉を飾るより試合で見せる。(文/長谷川亮)
●プロフィール
長谷川亮/1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」 編集部を経て2005年よりフリーのライターに。 格闘技を中心に取材を続けている。 そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『 琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』( 2019)の監督、格闘技・プロレスのインタビューチャンネル『 青コーナー』の運営も。