何事も心から応援してくれること。食事や旅行を一緒に楽しめること。普段の瞬間、瞬間が幸せと感じます。自分はこう、と今に安住せず、まだまだ一緒にチャレンジして、仲良くやっていきましょう。

妻 古端果林[39]「SHE Tokyo」運営 アパレル企画・ディレクション

こばた・かりん◆1982年、東京都生まれ。中央大学商学部卒業。大手百貨店で国内外の商品買い付けや店舗開発等を経て、大手流通小売会社で商品開発等に携わる。5年前、スカートに特化した独自ブランドを立ち上げ、自社サイトや全国百貨店で販売

 百貨店で商品買い付けをしていたとき、スカートに比重を置いたブランドがないなと。転職した2社目で商品開発のスキルを得て、スカートに特化したブランドを立ち上げました。企画デザインから運営、PRまで全部自分でやってきましたが、最近はアウトソーシングを進め、分野ごとに得意な友人らにリモートで活躍してもらっています。

 彼と暮らすようになり、二人の時間を捻出するため、夜中まで働くのを極力減らして朝型に。「食」は日々の基本だから、夕飯はできるだけ一緒に食べています。それでも展示会直前などはどうしても忙しくなるので、それこそ「つくりおき.jp」頼りです。

 穏やかだけど、意思決定が速い彼。付き合い始めてすぐうちに引っ越してきて、何度もプロポーズしてくれたけれど、私はなかなか決断できなくて。一日がかりのプロポーズを受けたとき「これが最後だな」と感じました。もらってくれてありがとう(笑)。これからも全力で幸せにして、幸せにしてもらいます。

(構成・大塚玲子)

AERA 2022年4月11日号