島根県の東、中海に浮かぶ大根島には、3万本のボタンが池の水面を埋め尽くす「池泉牡丹(ちせんぼたん)」の絶景が広がる。由志園(松江市)と呼ばれる日本庭園内にあり、一年を通じて八重、赤、桃、白などのボタンが園内を彩る。苗の育成のために間引きした花を池に浮かべたのが「池泉牡丹」で、今年は4月29日から5月5日まで、3万輪のボタンが池に浮かぶ予定だ。
最後にご紹介したいのは、阿蘇くじゅう国立公園の標高850メートルに位置する、西日本最大級の花の園。久住山を仰ぎ見る緩やかな丘の斜面に広がる22万平方メートルに及ぶ「くじゅう花公園」には、春から秋にかけて500種類500万本もの花々が咲き誇る。4月から5月にかけては、一年のうちで最も花が多い季節。なかでも、5月上旬から下旬にかけては、「リビングストンデージーの丘」「春彩の畑」が絶好の撮影スポットとなっている。「いま」しか見られない奇跡の絶景だが、実際の状況は天候に大きく左右される。現地に出かける際は、公式サイトなどで確認を。
(生活・文化編集部「絶景」担当)
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