■マニー・ラミレス(野球)
日本でも外国人選手が“変わった条件”で契約を結んだ例がある。四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスでプレーしたマニー・ラミレスは、メジャーで通算555本塁打をマークするなど正真正銘のスター選手だった。来日した時は44歳と全盛期ではなかったものの、ラミレスはかなりの好待遇で迎えられた。給料こそ数百万円程度だったようだが、「お寿司の食べ放題」というオプションもついていたようだ。メジャー時代は最高で2385万4494ドル(約30億4000万円)という年俸を稼いでいた男にとっても、今や国際的な食べ物となった日本の寿司は魅力的だったのか、最初は前期シーズンのみの契約だったが、後期のシーズンも契約を延長している。
■ボビー・ボニーヤ(野球)
濡れ手で粟といってよいほどの“おいしい契約”を手にしたのがボビー・ボニーヤ。ボニーヤはメッツに在籍していた1999年、チームがワールドシリーズ進出を目指して戦っていた中、途中交代でベンチに下がると同僚とトランプで遊んでいたことが発覚し、チームを解雇となった。その時点で、ボニーヤとメッツの間には年俸590万ドル(約7億5000万円)の契約がまだ残っていたが、メッツ側はその残った年俸の支払いを2011年以降に遅らせる代わりに、年間8%の利子を乗せた上で分割して支払うことで合意。元々は「チームに必要ない」と判断されたことがキッカケで、最終的に手にする年俸が総額で2980万ドル(約37億8000万円)にまで膨れ上がる幸運を手にしたボニーヤは、引退から20年経った今でもチームから給料を貰い続けている。