【家つまみ】カジキマグロやイワシでもOK 「白身魚の香草パン粉焼き」

　料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「白身魚の香草パン粉焼き」。

【作り方のワンポイントアドバイスを写真で紹介！】

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　キリッと冷えた白ワインがおいしい季節になりました。これに合わせて何を作りましょう？　さわやかなレモンを搾っていただく、白身魚の香草パン粉焼きはいかがでしょう。オーブンがなくても、魚焼きグリルがあれば大丈夫。

　白身以外でもカジキマグロやイワシの開きなどお好きな魚でどうぞ。まず塩、黒胡椒をふり、10分ほどおいてください。その間、香草パン粉の材料を合わせておきましょう。

　しばらくおくと魚から臭みと一緒に水分が出てくるので、ペーパーで拭き取ります。そしてフライパンにオリーブ油を熱し、魚の両面を軽く焼いてください。これは下焼きなので、中まで火が通らなくても構いません。ただし身が厚い場合は、フタをして焼くようにしましょう。

　魚が両面焼けたら皮の上に香草パン粉をのせ、指で押さえながら付け、魚焼きグリルに入れて弱火で香ばしい焼き色を付けます。途中チェックしながら、火加減や時間は調整してください。

（構成／沖村かなみ）

■白身魚の香草パン粉焼き

【材料】（2人分）　真鯛2切れ、塩・黒胡椒各少々、香草パン粉（パン粉大さじ5、にんにくのみじん切り大さじ1、パセリのみじん切り大さじ3、粉チーズ大さじ2、オリーブ油大さじ3）、ししとう適量、レモン適量

【作り方】（1）真鯛の皮目に数本切り込みを入れて塩、黒胡椒をふり10分ほどおく。香草パン粉の材料を混ぜ合わせる。（2）（1）の魚の水気を拭き取る。フライパンにオリーブ油を熱し、魚の両面に軽く焼き色を付ける。（3）（2）を取り出し、皮目に香草パン粉をのせて指で押さえる。（4）魚焼きグリルで（3）に焼き色が付くまで弱火で約5分焼く。（5）皿に盛り付け、オリーブ油（分量外）で軽くソテーしたししとう、くし形に切ったレモンを添える。

【ワンポイントアドバイス】塩をふってしばらくおくと余分な水分や臭みが抜け、魚のうまみが引き立つ。香草パン粉は魚の皮目にのせ、落ちないようしっかりと指で押さえて付ける。

※週刊朝日 　2022年6月3日号