球界を代表する強打者たちの成績も明暗が分かれている。ヤクルトの村上宗隆、DeNAの牧秀悟、佐野恵太は好成績をマークしているが、ヤクルトの山田哲人、ソフトバンクの柳田悠岐は打率がなかなか上がらず、三振数が増えている。
「投高打低の時代になり、選手の年俸も変化するのではないでしょうか。投手たちは先発、救援の年俸が軒並み上がっていく一方で、野手は成績が下降している選手が多いので厳しい査定になる。年俸の上位を投手が独占する時代が来るかもしれません」(スポーツ紙デスク)
2022年の推定年俸を見ると、1位が楽天の田中将大で9億円、2位がソフトバンクの柳田で6億2000万円、3位はソフトバンクの千賀滉大、巨人の菅野智之、坂本勇人で6億円、6位以下は楽天の浅村栄斗、ヤクルトの山田で5億円、8位はソフトバンクの森唯斗で4億6000万円、9位は巨人の丸佳浩で4億5000万円、10位はオリックスの吉田正尚で4億円。オリックスの山本は11位で3億7000万円、ロッテの佐々木は3000万円となっている。
3年後、5年後の年俸ランキングはどうなっているだろうか。快刀乱麻の投球は野球の醍醐味だが、猛打で得点が入るのも野球の華だ。野手陣の奮起に期待したい。(梅宮昌宗)