3年前に議席を獲得した共産党も新顔を擁立しており、混戦必至だ。
京都を制することは、どの党にとっても、その後に大きな意味を持つ。
◇京都選挙区の候補者
武山彩子(共新)福山哲郎(立現)平井基之(諸新)橋本久美(諸新)星野達也(N新)安達悠司(諸新)近江政彦(N新)楠井祐子(維新)吉井章(自新)
■北海道(改選数3)
もともと旧民主党系が強い北海道。現有議席では、自民1、立憲2で、今回両党とも2人の候補者を立てた。
自民は現職で3期目をめざす長谷川岳氏と元衆院議員の船橋利実氏。立憲は、現職で2期連続当選の徳永エリ氏と、元衆院議員の石川知裕氏を擁立している。
「石川氏は当初、立憲ではなく野党統一候補、無所属を模索した。しかし、共産や国民民主も独自候補を出すということで立憲からとなった。その代わり、石川氏はれいわ新選組の推薦を得ることができた。これまで女性の徳永氏が若い層の野党票を取りそうな気配だったが、石川氏にという流れになってきた」
と石川氏陣営の選対幹部は話す。
今回の参院選では、全国的に候補を立てている維新。北海道は、参院議員の鈴木宗男氏が北海道総支部代表として仕切っているが、選挙区での擁立を見送り、鈴木氏が代表を務める地域政党「新党大地」が船橋氏の推薦を決めた。
ある自民道議は、
「維新は比例で元自民道議らを出馬させているが、選挙区に候補者がいないことで大地と維新の票がこちらにくれば、勝機は十分にある」
と自信を見せる。
2019年の参院選では、鈴木氏は2議席を獲得した自民を支援した。
熾烈(しれつ)を極める3番目の議席は、れいわ新選組、新党大地がカギを握りそうだ。
◇北海道選挙区の候補者
大村小太郎(諸新)船橋利実(自新)浜田智(N新)斉藤忠行(N新)沢田英一(諸新)畠山和也(共新)長谷川岳(自現)森山佳則(諸新)臼木秀剛(国民新)徳永エリ(立現)石川知裕(立新)石井良恵(N新)