![一般参賀に出席した秋篠宮さま(左)と紀子さま(中央)、次女佳子さま/1月2日(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/3/b/840mw/img_3b74d02a02f93bbe96595e64f4a1fbc772887.jpg)
<佳子さまは、「誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限生かす道を選べるようになることを、そしてそれが当たり前の社会になることを願ってきた」という>
そうか、佳子さまはこういう世界を心から望んでいるんだ。そう思い、少なからず感動した。つまりはジェンダー平等が実現される世界。佳子さまは本気で、「宮内庁によると」という形でも、それを国民に伝えたいんだ。そう思ったのだ。
■「国際ガールズメッセ」
話は3年前にさかのぼる。20年10月、佳子さまは日本でのガールスカウト運動100周年を記念する行事「国際ガールズメッセ」のプレイベントにメッセージを寄せた。コロナ禍で皇族方の外出が止まる中、初めてのビデオメッセージだった。その中で佳子さまはこう述べた。
「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もが人生の選択肢を増やすことができ、自らの可能性を最大限生かしていけますように、そして、それが当たり前の社会になりますようにと願っております」
21年も22年も佳子さまはガールズメッセに参加し、メッセージを寄せた。常にジェンダー平等を願う言葉が入り、21年からは最後が「切に願っております」になった。21年3月に発表された世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で日本が156カ国中120位だったことを「残念なことですが」とした上で、「日本においても、ジェンダー平等をめぐり、努力を重ねている方々が多くいらっしゃいます」と希望を語った。
20歳になるにあたっての会見で佳子さまは、公務について「基本的には、自分が関心を持っているかどうかというよりも、頂いた仕事を一つ一つ大切にしながら取り組んでいくべきだと考えております」と述べている。
■ご近影しか公表しない
一つ一つ大切にするとは、単に相手に合わせるのではない、そのことを勉強し、自分の考えたことを大切にすることなのだ。その実践がガールズメッセであり、ジェンダー平等という考えは佳子さまの心に大きく存在している。それがわかる「近況」だったから感動したわけだ。