ハーブチンキの作り方を紹介

 アルコール度数約40%の蒸留酒(ウォッカやホワイトリカーなど)を使用します。ジンジャー以外は全て乾燥材料での分量です。 

1. 煮沸洗浄したガラス容器(350mリットル容器を使用)に分量のハーブ等を入れる。

2. 容器の8分目ぐらいまでウォッカを注ぐ。

3. フタをして冷暗所で2週間~1カ月保存。1日1回容器を軽く振る。

4. 茶こしやガーゼでこして清潔な容器に移し、材料と作った日付を明記。

注意点:抽出期間の目安は、固い果実や木の実類は1カ月、ハーブは2週間~1カ月。漬け過ぎると雑味が出ます。完成したら冷暗所で保存し(冷蔵庫でも可)、味の落ちないうちに使い切りましょう。

冷えや美肌に! ハーブチンキのおすすめの飲み方

 飲用のタイミングや量にはご注意を。1日1回・5mリットル以下を目安に、食後や就寝前に飲みましょう。お湯割り、ソーダ割りなど飲み方のアレンジは自由です。

<おすすめレシピ>

●冷えに……ナツメ30g、ジンジャー(生をスライス)35g、ウォッカ適量
飲み方:チンキ5mリットルに対して20mリットルの湯で割る。好みでハチミツを加える。

●美肌に……ローズ5g、ローズヒップ10g、ラズベリーリーフ5g、ウォッカ適量
飲み方:チンキ5mリットルに対して20mリットルの湯で割り、好みでメープルシロップを加える。

●かぜ予防に……エキナセア5g、ウォッカ適量
飲み方:1回約5mリットルをストレートで。飲みにくい場合は湯で割り甘みを加えて。

監修/池田明子(いけだ・あきこ)先生
植物療法士、ソフィアフィトセラピーカレッジ校長、西九州大学客員教授。臨床検査技師として病院勤務を経験後、自然療法を学ぶ。2006年、植物療法士とハンドケアセラピストの養成校を設立。全国各地で講座を主催。近年は大学や専門学校と共に認知症予防や介護分野での有効活用の普及活動をしている。夫は俳優の梅沢富美男、2女の母。

監修/池田明子先生
監修/池田明子先生

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