(撮影/吉川明子)
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 夏は、暑さからあっさりした料理を求めがちに。しかし、たくさん汗をかいて体に必要な塩分やミネラル分を失いやすくなるため、十分な栄養を取れていないと夏バテの原因にもなりかねない。そこで取り入れたいのが夏スープだ!

【写真】料理研究家・岩崎啓子さん伝授! 和・洋・中の夏スープはこちら

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 スープといえば冬の定番料理だが、夏こそ活用したいメニュー。汁物は夏でも食べやすく、たくさんの具材を一度に食べることができるからだ。

「夏はトマト、キュウリ、ナスなど夏野菜が豊富で、スープにも合います。だしの水分を取ることで熱中症の予防にもなります」

 そう話すのは、料理研究家で管理栄養士の岩崎啓子さん。たんぱく質と野菜を組み合わせられ、一皿で手軽に味わえるスープは、バランスのいい便利な料理と評する。

「具材を切って火を通すだけという料理の手軽さは夏向け。夏こそ筋肉の元になるたんぱく質をたくさん取りたいので、スープに具材として入れることで食べやすくなります。また、つい冷たいものを食べがちですが、一品くらいは体を温める料理がほしいところ。麺やご飯を加えることで腹持ちもよくなりますし、スープはいいことだらけ」

 今回、岩崎さんに和・洋・中3種類の夏スープを紹介してもらった(記事の最後を参照)。

 和風は味噌ベースで梅干しが利いたスープだ。

「オクラのネバネバは胃腸を保護してくれて、抗酸化作用や免疫力アップの効果があります。ナスは皮に栄養分があるので、皮を少し残したほうがいいでしょう。仕上げに添える梅干しは、酸味が食欲増進につながります」

 洋風は野菜たっぷりの冷製コンソメスープ。

「あらかじめコンソメスープを作って冷蔵庫で冷やしておくのですが、ここに先にトマトだけ入れておくと、トマトのうまみがスープに溶け出して味に深みが出ます。野菜はカリウムが豊富なので、いろんな野菜を入れてみて。ここではモッツァレラチーズを入れていますが、豆腐やサラダチキンなど、他のたんぱく質類に変えても構いません」

 中華風は酸味の利いたスープだ。

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