――美 少年は2016年に結成し、同じ年の「JOHNNYS’ ALL STARS IsLAND」からシリーズに出演し続けている。グループの持ち味を一言で表すなら、「スーパーキラキラアイドルを目指す」(浮所飛貴)。だが、負けん気は人一倍強い。胸の内には熱い炎が燃え上がる。

浮所飛貴:みんなで取材を受けるうち、「またあの舞台が始まるな」「みんなで集まることができてうれしいな」という気持ちになりました。同時に、改めて闘争心に火がつきました。東山さんが「個人の集合体」という言葉を使っていたのが心に響きました。個が努力することによりグループはさらに進化するし、個の集合体として、他のグループに勝ち抜いていかないといけない世界にいるんだな、と。もちろん、グループの垣根を越えてステージを盛り上げることは大前提ですが、そんな覚悟みたいなものが芽生えましたね。

■基礎を作ってから

藤井直樹:僕は東山さんも(堂本)光一くんも、「いつも以上にしっかり時間を取って、基礎を作ってから稽古に入る」とおっしゃったのがうれしかった。ものすごい力を得られそうです。

岩崎大昇:まだわからないですけれど、今までとは稽古の取り組み方も変わると思う。3人のようなレジェンドと接する機会もないので、吸収してものにしていきたいと思いました。

佐藤龍我:実は緊張していたんですが、3人がすごく「どういうのをやりたい?」「グループで何を見せたい?」と寄り添ってくださった。僕らはジャニー(喜多川)さんから「『和』のテイストが合う」と言ってもらったので、和のパフォーマンスをしたいとも伝えました。

那須雄登:今までのシリーズは団体でのパフォーマンスが多かったので、グループごとにもっと見せ場があった方がいいと思う、とも伝えました。第一線で走ってこられた3人にご指導いただきつつ、僕らもその背中を見て自分たちで成長していきたい。2カ月近い稽古と1月の本番を乗り越えたら、全員の顔つきが変わるくらいの何かを得られるといいなと思います。

金指一世:今までのジャニーズワールド、ジャニーズアイランドのファンもいると思いますが、ネクストステージでもファンを作れるように、僕たち美 少年を始め、ジャニーズJr.全員でしっかりと盛り上げたいと思います。

 長丁場の稽古、本番を乗り切る秘訣はなにか。

次のページ