
こうしたExifタグに記録された撮影情報は、撮影したカメラで見るのが最も簡単な方法だ。再生画面では、シャッタースピードや絞り値、露出補正値以外にも、メーカー固有タグやピント位置なども表示できることもあり情報量は多い。たいていのカメラでは、再生ボタンで画像を表示した後、Infoボタンなどを押して表示を切り替えることで、より多くの情報を表示できるようになっている。

もちろん撮影した写真をパソコンに取り込んでからでも、Exifタグを確認できる。基本的に対応するソフトウェアで表示すればいい。Exifは標準フォーマットなので、多くの画像管理・編集ソフトで表示に対応している。
Windowsの機能としても用意されている。エクスプローラーで、目的のファイルのプロパティをひらけばExifタグを確認できる。解像度や色空間、シャッタースピード、絞り値、ISO感度、ホワイトバランス、焦点距離、ストロボの有無といったデータが表示できる。エクスプローラーを詳細表示にすれば、任意のExifタグを一覧でき、それで並び替えるといったことも可能だ。

■アドビユーザーならブリッジが定番
カメラに付属する純正ソフトウェアを使う方法もある。メーカーによってビューワーやRAW現像ソフトなどがあるが、これらでもExifタグを見られる。こうした純正ソフトウェアでなければ表示できないようなそのメーカー固有の情報も表示できるのはメリットだ。
一方、複数のメーカーのデジタルカメラを使っているとちょっと煩雑。OS標準の機能を使うか、幅広く対応した汎用のソフトを使うとよい。
フォトショップなどのアドビ製品を使っている人は、アドビ・ブリッジ(Adobe Bridge)を利用するのがおすすめだ。ブリッジは比較的軽快に動作する画像管理ソフトで、Exifタグの表示に加え検索機能も搭載している。1クリックで絞り込める機能もある。
カメラメーカーによっては、汎用ソフトのSILKYPIXのカスタム版を同梱している場合もある。もちろん、SILKYPIXでもExifタグは確認できる。