では、具体的にどうやって「人生を変える部屋」を探せばいいのかというと、私が17年間の不動産業界生活の中で培ったポイントは、この4つに集約されます。
1 日当たりがいい
2 自分が住めるかどうか(家族など、大切な人を住まわせたいかどうか)
3 物件を見てピンとくるかどうか
4 住んだあとのよいイメージが湧くかどうか
中でも大切なのが日当たり……というと、「南向きの部屋がいいのは、誰だってわかっているでしょう」という声も聞こえてきそうです。
しかし、都心などの場合はこの条件、意外と叶わない物件が多く「南向きだけど、日が入ってくる時間が1日のうち30分しかない」とか「駅近で間取りもいいから日が当たらないくらい目をつむるか」と、結局、日当たりを諦める人がめちゃくちゃ多いのです。
英国精神衛生研究所のローラ・デビッドソン博士による研究では、日光に当たる時間が少ないとうつ病になる可能性が高くなるという結果が出ているほど、日当たりは重要。日当たりの良い部屋を手にするということは、人生の幸せ切符を手にしたようなもの。それくらい、重要だったりします。
そのほかにも、人生を変えるために必要な部屋の探し方がいくつかあります。自分が本当に必要としている部屋を知り、悪徳不動産屋にひっかからず、部屋探しを人生のステップアップに活用する方法。そのすべてを本書『幸運が舞い込む部屋探しの秘密』にしたためました。
部屋を探している人も、そうでない人も、人生を変える手段としてお手に取っていただけたら幸いです。