新しく食器棚を設置。食洗器から出してすぐにしまえるように/アフター
新しく食器棚を設置。食洗器から出してすぐにしまえるように/アフター

 夫婦で多趣味のためトレッキングやアウトドアなどのグッズが多く、さらに子どものモノが一気に増加。一度崩れた生活を戻すことは難しく、どんどん家は荒れ始めます。「散らかっているけれど、しょうがないよね」というあきらめムードが夫婦間で漂っていました。

 そんなときに45日間で片づけられる「家庭力アッププロジェクト®」の存在を知り、参加を決めます。でも、最初は本当に片づけられるようになるのか不安な気持ちでいっぱいでした。

「私は片づけの“方法”を知りたかったんです。例えば“フライパンはこの場所にこうして置くべき”みたいなノウハウのような。でもそういう話が少なかったので、大丈夫かなとずっと思っていました」

 「片づけ」とは、本来「モノを定位置に戻す」というシンプルなことです。でもそうするためには、「不要なモノを手放してスペースを作り、必要なモノの定位置を決める」という作業が必要になります。これが片づけの「土台」になると気づいたのは、家がきれいになり始めてからのこと。

 今までは「これをここに置きたい」と思っても、モノがいっぱいなので置けない状態でした。しかたなく空いている場所に収納すると、取り出しにくい上に戻しにくい。結局、出しっぱなしになって散らかっていきます。

 とにかく教わったことを実践して家の中のモノを減らすと、あちこちに空間ができました。それから自分の動きに合わせて必要なモノの収納場所を決めると、使うときも戻すときも驚くほどスムーズに。

「なんとなく今まで食器をリビングに置いていたんですが、いろいろ考えるうちにキッチンにあった方がいいと気づきました。実際に移動させると、これだけで感動するくらい便利になりました!今はお皿をしまうたびにうれしくてニヤニヤしています」

 自分で考えて、試して、決めた収納場所は、とても使いやすい。それがわかると、片づけが楽しくなってきました。

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