
8月2日にフジテレビで『ENGEIグランドスラム』が放送された。ナインティナインと松岡茉優がMCを務め、爆笑問題、フットボールアワー、ナイツなどのよりすぐりの芸人が漫才やコントを披露するネタ番組である。
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この番組を見た人の間で話題になっていたのが、霜降り明星の2人がコンビではなく、別々に出演していたことだ。せいやはニューヨークの屋敷裕政と即席コンビを組んで、ギター漫談家のコントを披露していた。一方、粗品は1人でフリップネタを見せていた。
霜降り明星は2018年の『M-1グランプリ』の優勝者であり、言わずと知れた実力派漫才師である。彼らのようなランクの芸人であれば、本来ならこの手の特番ではコンビでネタをやるものだ。だが、今回はなぜか個別にネタを披露していた。その点についてSNSなどではさまざまな憶測が飛び交っていた。コンビのネタが見たかったという声も聞かれたし、「不仲説」や「解散間近説」をささやく人もいた。
ただ、この件については特に深い意味はないようだ。せいやと粗品はそれぞれのYouTubeチャンネルでこのことに触れ、オファーがあったからそういう形で出ただけと説明している。
個々での活動が増えている
ただ、こんな些細なことがきっかけで「不仲説」まで飛び出してしまうのは、実際に彼らがピンで活動する機会がどんどん増えているからだ。『M-1』優勝をきっかけにテレビに出るようになった最初のうちは、コンビでの出演が多かった。そこから徐々に個人の仕事も増えていった。
粗品はYouTubeを中心に精力的な活動を展開していて、インフルエンサーとして圧倒的な影響力を持っている。先輩芸人にも平気で噛みつく彼の過激な発言はすぐにネットニュースに。お笑い界の話題の中心であり続けている。
音楽の分野でも楽曲をリリースし、ライブ出演などを行っている。もともと音楽の素養がある粗品のアーティスト活動は、芸人の余技というレベルをはるかに超えた本格的なものだ。