「未病を改善する10の行動指針」で、暑い時季には陰の食材を、寒い時季には陽の食材を摂るということを紹介しましたが、それもあくまで多めに摂って「中庸を目指す」ということであって、大事なのは陰と陽のバランスです。

 例えば冷え体質の人の場合でも、夏はキュウリやトマトなど夏野菜でからだを冷ましつつ、冷えすぎないようにからだを温める肉や魚などのタンパク源やゴボウなどの根菜類なども摂るなど、さまざまな食材を摂ることでバランスを保つことが重要なのです。

『メンタル漢方 体にやさしい心の治し方』(朝日新聞出版)
『メンタル漢方 体にやさしい心の治し方』(朝日新聞出版)

※『メンタル漢方 体にやさしい心の治し方』(朝日新聞出版)から一部抜粋

【イベント告知】9月7日(日)、東京・日本橋にて、渡辺賢治先生による特別講座が開催されます。
『漢方養生で整える自律神経』
イベント詳細、申し込みはこちらから。
https://daylily.com.tw/products/20250907-event-watanabe-kenji

こちらの記事もおすすめ 漢方診療30年超の医師「メンタル不調の患者を診る機会が増えてきた」 心と体は一つという考え方
[AERA最新号はこちら]