
かつて3度も海を渡った投手がいた
実際にメジャーでプレーして、日本球界に復帰した後、メジャーのマウンドに戻った投手がいる。日米通算815試合に登板した岡島秀樹氏だ。
巨人、日本ハムでプレーした後、メジャーのレッドソックスに移籍し、07年にワールドチャンピオンに貢献するなど、セットアッパーとして活躍。11年限りで退団して日本球界に復帰すると、12年はソフトバンクに所属して56試合登板で24ホールド、防御率0.94の好成績を挙げた。そのシーズン終了後に再びメジャー復帰を目指してアスレチックスとマイナー契約。13年5月にメジャーに昇格し、5試合に登板したが、シーズン途中で自由契約になる。その後、ソフトバンク、DeNAでプレーした後、現役最終盤の40歳のときに3度目のメジャー挑戦でオリオールズとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格はかなわず16年に現役引退している。
藤浪は期待通りの活躍をして逆転優勝に向けた救世主になれるか。そして来年はどのマウンドに立つのか。藤浪の復活劇が注目される。
(ライター・今川秀悟)
こちらの記事もおすすめ DeNA入団で戻ってくる藤浪晋太郎の“制球難”に他球団は戦々恐々 「160キロの荒れ球は怖い」「打撃が崩れる」