「監督候補にはサブロー・ヘッドコーチと共に、福浦和也2軍監督(配置転換後)の名前も挙がる。また今季は今江敏晃氏(前楽天監督、韓国・サムソンQCコーチ)、西岡剛氏、小林雅英氏(白鵬大コーチ)を始球式に招いた。入閣へ向け水面下で交渉中と見られ、豪華首脳陣が揃う可能性もある」(在京球団編成担当者)
日本一当時のメンバーはレジェンドとして絶大な人気を誇る。4月11-12日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で今江氏、西岡氏が2日に渡って登場した際には、当時の応援歌が奏でられ大声援が送られた。地に落ちた感じの球団イメージを回復させるのには最適な人選かもしれない。
「プロ野球なのでチーム強化と共に、興行面も考えないといけない。ロッテは投手、野手共に将来性ある若手選手も出始めている。彼らを育て上げる首脳陣がかつての日本一メンバーなら、これ以上のことはないだろう」(スポーツマーケティング会社関係者)
そして、「フロントにも大物が来るのではないか?」と言う声も聞こえる。2005年の指揮官であり、球団改革の旗手となって現在の礎を築いたボビー・バレンタイン氏だ。
「フロント幹部やGMで招聘する可能性もあると聞く。知名度、人脈、企画力、行動力などが素晴らしい人材ではある。しかし自己主張が強く、米国でも好き嫌いがはっきりするタイプ。ロッテが再々招聘するのは、かなりのギャンブルで覚悟がいる」(スポーツマーケティング会社関係者)
バレンタイン氏は1995年にロッテ監督を務めるも、広岡達朗GM(当時)との確執もあり1年で退団。2004年から2期目の監督を6年間務めたが、契約条件等で球団との溝が深まり最終的には喧嘩別れの形となった。
「2度目の退団時には、球団内にも嫌悪感のある人は多かったと聞く。しかし時間がたった今は職員も入れ替わっており問題はない。グラウンド内外が好転するのなら、可能性もゼロではない」(ロッテ関係者)
「以前にトラブルや確執があっても、魅力ある人材なら声をかけるケースは増えている。今江氏はFAで楽天移籍、西岡氏もメジャー挑戦後にロッテを選ばなかった。それでも声をかけているほどなので、バレンタイン氏の復帰可能性もゼロではない」(在京球団編成担当者)