ロッテ再建へ、バレンタイン氏の再々招聘もある?
ロッテ再建へ、バレンタイン氏の再々招聘もある?
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 ロッテが来季以降へ向けて水面化で動き始めているようだ。チーム再建のために日本一を知るメンツの招聘も噂されている。賛否両論を巻き起こしたあの人”の名前も聞こえるほどだ。

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 ロッテがパ・リーグの中で取り残されている。「西武楽天よりは上だろう」と言われた開幕前の予想を裏切る戦いぶり。7月16日には球団OB里崎智也氏が、「ロッテは消化試合に突入です」と自身YouTubeチャンネル内で宣言してしまうほどだ。

「里崎氏は球団が掲げた“VISION2025”が破綻状態にあることを、常々語っていた。冷静な分析の上での発言で説得力があったが、今回も正論に思える。先行きが見えない現状の戦い方や上位とのゲーム差を考えれば、今季の巻き返しは難しい」(在京球団編成担当者)

 開幕から調子に乗れない中、交流戦前6月2日にサブロー2軍監督兼統括打撃コーチを1軍ヘッドコーチに配置転換するなどした。しかし改善の兆しは見えず、前半戦を終了しようとしている。

「配置転換の理由は、表向きには低迷要因である攻撃力改善のため。しかし実際は、今季限りの退陣が濃厚の吉井理人監督がいな口なった来季へ向けての準備的要素が大きい。このまま行けば、来季はサブロー監督誕生となるだろう」(在京球団編成担当者)

 吉井監督は就任1年目の2023年から2年連続クライマックスシリーズ(以下CS)進出を果たし、3年目を迎えた。しかし勝てない状況が続き、責任を求める声は多い。「現状を踏まえて、球団側も来季以降へ向けて動き始めている」(在京球団編成担当者)とされる。

「“VISION2025”を掲げながらの最下位低迷で、球団イメージも大きく下がっている。抜本的改革が必要で、かつての日本一メンバーに熱視線が注がれていると聞く」(スポーツマーケティング会社関係者)

 ロッテは1974年以来、50年以上にわたって勝率1位でシーズンを終えたことがない。しかし2005年と2010年にはCS(2005年は名称プレーオフ)を勝ち抜いて日本一になった。当時のメンバーを監督、コーチに招くことでグラウンド内外での改革を行う方針のようだ。

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