
仕事が忙しい彼女は、わざわざ片づけのために長い時間を確保することができません。でも、隙間時間をうまく活用することで日常生活の中に“片づけの時間”を作ることに成功したのです。
「家がきれいになってくると、私にも余裕が出てきたのか、夫との話の内容が変わってきました。これまでは『私ばっかり家事も育児もやって……』と思って夫に何か言われても頭に入ってこなかったんですが、今は夫に『これどう思う?』とアドバイスをもらうような話し方になりましたね」
かつてのトゲトゲした言葉が行き交っていた雰囲気は、もうなくなりました。
さらに彼女は、自分の家の片づけが終わってすぐ実家の片づけにも取り掛かり、3カ月ほどで終わらせました。
「もともと暮らしていた実家のモノも、ものすごい量でした。母の一周忌もありましたが、その間も片づけて今ではスッキリ。自分のことをまったく動かない人だと思っていましたが、自分の家を片づけたように、ちゃんと期限を決めてやろうと決心したらできました! 自分でもビックリです」

片づけによって、自分の内面も「穏やかになって、自信と余裕が持てるようになった」とのこと。
「私は片づけに対してとてもネガティブでした。でも、今回の片づけによってモノを手放すことに喜びを感じるようになったんです。少しでも自分を変えたいなら、凝り固まった考えのまま動かないようではダメですね。勇気を持って一歩を踏み出すことの大切さを知りました」
彼女はいつも元気いっぱいの笑顔がトレードマークなのですが、片づけを終えてからの笑顔は、より一層輝いて見えました。

人生が変わる片づけの習慣 片づけられなかった36人のビフォーアフター