ボランチでは佐野海舟の1年3カ月ぶりの復帰したことに加えて、Jリーグでブレイクしている熊坂光希(柏レイソル)、オランダで実績を積んだ佐野航大(NECナイメヘン)もメンバー入りした(佐野はサイドは1列前でも起用可能)。だが、それ以外でもボールを刈り取れる田中聡(サンフレッチェ広島)、すでにA代表招集歴のある川崎颯太(京都サンガF.C.)、さらにはイングランドで復活した岩田智輝(バーミンガム)もおり、ACLEでパスセンスが輝いていた山本悠樹(川崎フロンターレ)、同じく高い技術とセンスを持つ森田晃樹(東京ヴェルディ)、今季進化した姿を見せている宇野禅斗(清水エスパルス)なども代表舞台で見てみたい選手だ。また、現在は故障離脱中だが、その特大の才能でファンを驚かせてきた中島洋太朗(サンフレッチェ広島)、さらに故障から復帰したばかりの松木玖生(ギョズテペ)のA代表入りも期待される。
ウイングバックには、ポーランドで今季公式戦14得点14アシストと覚醒した森下龍矢(レギアワルシャワ)、スピード抜群の平河悠(ブリストル)に加え、ドリブル技術の高い俵積田晃太( FC東京)と18歳の佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)とフレッシュな面々が選出された。攻撃か守備か、どちらに重きを置くかで人選も変わってくるポジションだが、海外組ではオランダで経験を積んだ毎熊晟矢(AZアルクマール)、イングランドでも切れ味抜群だった坂元達裕(コヴェントリー)、スウェーデンで名を上げた小杉啓太(ユールゴーデン)、国内組では高精度の左足が魅力の三浦颯太(川崎フロンターレ)、高い技術で最近はボランチ起用がハマっている東俊希(サンフレッチェ広島)、得点力が魅力の農野公人(鹿島アントラーズ)らの名前が挙がる。
2シャドーには優れた人材が多い。今回のメンバーにはパリ五輪世代の鈴木唯人(フライブルク)と三戸舜介(スパルタ)が選ばれたが、ここに故障がなければ斉藤光毅(QPR)も入ってくるはず。さらに海外移籍が取り沙汰される北野颯太(セレッソ大阪)に加えて、強さと巧さを併せ持つ宮代大聖(ヴィッセル神戸)、下位に沈むチームで得点を量産中の長谷川元希(アルビレックス新潟)、圧巻のスピードとパンチ力が魅力の中村草太(サンフレッチェ広島)らも新戦力として期待したい面々だ。また“新戦力発掘”という意味では、ルヴァン杯で傑出したパフォーマンスを披露している18歳MF川合徳孟(ジュビロ磐田)の抜擢にも期待したい。