溢れるフルーツ愛!(撮影:横関一浩)
ポップなフルーツグッズも(撮影:横関一浩)

――ストレス発散はどうしていましたか?

 食べることが好きなのでおいしいもの、食べたいものを食べるようにしていました。特に焼き肉が好きで。夜に焼き肉を食べて、朝フルーツを食べて、焼き肉とフルーツで乗り切った11年間のフジテレビ生活みたいな感じです(笑)。早起きは得意なほうでしたが、次元の違う早起きでしたので、起床後には用意していたフルーツをパパっと洗って保存容器に入れて会社に持参して、会社に着いたら「資料に目を通しながらフルーツをつまむ」というのをルーティンにしていました。体調管理の一環として意識的にフルーツを食べるようにしていたのですが、手軽にビタミンが補給できるうえに、毎年いろいろな新しい品種が出てくる楽しさや、種類の豊富さ、旬のおいしさなどを知ると、フルーツの魅力にどんどん惹かれていきました。

――フルーツに関する資格もとりました。

 「オーガニックフルーツソムリエ」と「果物インストラクター」の資格です。農家さんや市場の方にお話を聞くようになると、農家さんの熱量に魅了されてしまって。まだ構想の段階ではありますが、農家さんの思いやこだわりに触れながら、ワインのようにフルーツを品種ごとに楽しめる場所をつくれたらと考えています。最近ではSNSやECサイトを通じて新しい商品と出合い、購入する機会が増えていますが、そのような発信が得意ではない農家さんも少なくありません。日本には本当においしいフルーツが溢れているのに、消費者に届かないのはもったいないと感じます。だからこそ、私自身が朝番組の生活を通して素晴らしいフルーツと出合えたように、誰かがフルーツと出合う“きっかけ”をつくってみたいですね。気軽にアクセスできて、おいしいフルーツにすぐ出合え、食べてみたいと思えるようなサービスが実現できたら素敵ですよね。何より、朝生活を支えてくれたフルーツに少しでも恩返しができたらという思いです。

(構成/編集部・大崎百紀)

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