料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「フレンチトーストマンゴー添え」。
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こちらのフレンチトーストは、いままで何度作ったことでしょう。パンを浸して焼くだけなので簡単。硬くなったパンもおいしくいただけます。バターでこんがりと焼けば甘い香りが部屋中に漂って、しあわせ気分になります。
食パンは厚切りがおすすめ。外はカリッと、中はふんわり焼き上がります。切り落としたパンの耳は揚げておつまみにどうぞ。
半分に切り分けたパンは、卵液に1時間ほど浸します。生地の中心までしっかりと吸わせるのがポイント。朝食にするなら、前日の晩に仕込んでおくといいですよ。
マンゴーは切り方にコツが。中心に薄い種があるので種に沿って両側に包丁を入れてカットします。そして果肉を格子状に切り、スプーンですくうと角切りに。
浸したパンをバターで焼く時は、焦げないように弱火でじっくりと焼き、中まで火を通すようにしましょう。香ばしく焼き上がったらお皿に盛り付け、お好みでハチミツをかけたりアイスクリームを添えたりしてお召し上がりください。
■フレンチトーストマンゴー添え
【材料】(2人分)食パン2枚(4枚切り)、マンゴー1個、A(卵2個、牛乳150ml、生クリーム50ml、グラニュー糖50g)、バター10g、ミントの葉適量
【作り方】(1)食パンは耳を切り落とし、1/2に切り分ける。(2)Aの材料をよく混ぜ合わせ、(1)を途中裏返しながら1時間ほど浸す。(3)フライパンを熱してバターを溶かし、(2)の食パンの両面をこんがりと焼く(4)マンゴーは種に沿って両側を切り、断面に格子状の切り込みを入れ、スプーンで果肉を取り出す。(5)皿に(3)を盛り、(4)とミントの葉を添える。
【ワンポイントアドバイス】卵液をよく混ぜ合わせ、途中裏返しながらパンにしっかりと卵液を吸わせる。
マンゴーは種に沿って両側を切り、格子状の切り込みを入れて角切りにする。
※週刊朝日 2023年4月28日号