ドラマに引っ張りだこの鈴木保奈美 写真:Pasya/アフロ
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 石橋貴明が食道がんの治療のため、芸能活動休止すると発表し、騒然となるなか、元妻である鈴木保奈美(58)は近年、再び女優業を活発化させている。今期ドラマでも、Travis Japanの松田元太主演ドラマ「人事の人見」(フジ系)のキャストの1人を演じている。本作は古い熱血体質の残る大企業を舞台に、主人公らが人事部の面々と社員の様々な問題に向き合っていく痛快オフィスエンターテインメントで、鈴木は悩める人事部長役を演じる。

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 鈴木といえば、3月まで放送された唐沢寿明主演ドラマ「プライベートバンカー」(テレ朝系)にもメインキャストとして出演し、唐沢と33年ぶりに地上波ドラマで共演したことでも話題になった。鈴木といえば、1991年放送のドラマ「東京ラブストーリー」(フジ系)の赤名リカ役が有名だろう。同役でブレイクし、その後も1992年放送の「愛という名のもとに」(同)や、1995年放送の「恋人よ」(同)といった主演ドラマが大ヒット。トレンディドラマを代表する女優として一世を風靡したことでも知られる。

 一方、私生活では98年にとんねるずの石橋と結婚し、子育てに専念するため99年から2011年まで12年間休業していた。そのため、90年代に活躍した女優という印象を持っている人も多いだろう。ただ現在は再び引っ張りだこ。その理由はなんなのか。

「女優として近年は特に若作りせず、年相応の役柄を違和感なく演じている印象ですよね。23年放送のドラマ『フィクサー Season2』(WOWOW)では、東京都知事夫人の殺害未遂事件に巻き込まれた新聞記者を弁護する敏腕弁護士役を演じ、キリッとしたかっこよさが好評でした。一方、22年放送のNHK朝ドラ『ちむどんどん』では、ヒロインの恋人の母親という役どころで、父が銀行の重役という家で育ち、ヒロインとの結婚に反対するセレブを好演。また、同年放送のドラマ『家庭教師のトラコ』(日テレ系)でも、銀行の重役の後妻でハイブランドの服を身にまとったセレブママを演じています。最近はそうした、エリート女性やお金持ちの母親といったハマり役があるところも、女優としての魅力に繋がっていると思います」(テレビ情報誌の編集者) 

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