
株式会社ノダは、東京大学・東京都市大学と共同研究の結果として、「構造用ハイベストウッド(HBW)」をカットし、幅455mm幅の耐力壁として構造計算に組み込める評定を取得しました。
- 株式会社ノダ
株式会社ノダ(本社:東京都台東区浅草橋、代表取締役社長:野田励)は、木質建材や住宅用資材の製造・販売を通じて、快適で安全な住環境づくりへの貢献に取り組む企業です。また、地球環境保全にも配慮し、持続可能な社会の実現を目指して、エコ素材の「MDF」は、再生可能な国産針葉樹を使用した「国産針葉樹合板」の製造、販売と併せて建材製品の原材料として積極的に活用しています。
■狭小住宅に対応!幅455mmの耐力壁として評定を取得しているのはボード業界ではノダグループのみ株式会社ノダは、東京大学・東京都市大学と共同研究の結果として「HBW(構造用ハイベストウッド) 」を455mm幅にカットし、455mm幅の耐力壁として構造計算に組み込める評定を取得しました。
これまで、幅の狭い耐力壁は構造計算上カウントできないという課題がありました。しかし、今回の評定取得により、ビルトインガレージや大開口の窓周りの袖壁など、幅が限られる箇所にも耐力壁として組み込み、構造計算に反映することが可能となりました。
特に、住宅ニーズの多様化に伴い、限られたスペースでも安全性を確保しながら設計の自由度を高めることが求められています。今回の評定取得により、より柔軟なプランニングが可能になります。幅455mmの耐力壁として評定を取得している面材は、ボード業界においてノダグループのみ(当社調べ)。今後も、ノダは安心・安全な家づくりを支える製品開発を進め、住宅設計の可能性を広げる解決策を提供してまいります。
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<HBW(構造用ハイベストウッド)の紹介動画>
■構造用ハイベストウッドの特長1. 高い耐震性能木造住宅の倒壊を防ぐために重要なのが耐力面材です。筋交いが1点に負荷が集中しやすいのに対し、耐力面材は壁全体で力を分散させるため、地震による損傷を軽減します。「構造用ハイベストウッド」は、木材チップを繊維状に加工し、高温で圧縮・接着することで、高い強度と耐久性を実現しています。
2. 湿気に強い設計木造住宅にとって湿気は大敵ですが、「構造用ハイベストウッド」は湿気を適度に吸収・放出する特性を持ち、壁内結露を防ぎます。これにより、住宅の長期的な耐久性と快適性が向上します。
3. 環境にやさしい素材構造用ハイベストウッドは、建築廃材や木材の端材を再利用して製造されており、環境負荷を軽減するカーボンニュートラルを実現する手段として最適な耐力面材です。
4. 耐震性能シミュレーションソフト“wallstat”に対応耐震性を確認するためのシミュレーションソフトウェアの「wallstat」に対応しています。
【wallstatのシミュレーション結果】
阪神淡路大震災や能登半島地震などに匹敵する震度7の揺れに対し、耐震等級3の2階建住宅で、2回耐えることが実証されました。
狭小地3階建住宅壁倍率4.0倍で設計された住宅が、繰り返しの地震にも倒壊しないことが確認されています。
詳しい製品情報はこちら
wallstatシミュレーション
■会社概要会社名:株式会社ノダ(NODA CORPORATION)
https://www.noda-co.jp/
所在地:東京都台東区浅草橋5丁目13番6号
創 業:1902年(明治35年)6月
設 立:1938年(昭和13年)1月
資本金:21億4100万円
代表者:代表取締役社長 野田 励
事業内容:建材製品(内装材・外装下地材・住宅機器他)、繊維板、合板の製造、輸入、加工および販売
■【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】株式会社ノダ担当 : 営業統括部営業推進室WEB企画チーム
TEL 03-5687-6236 FAX 03-5687-1474
E-mail :info-web@noda-co.jp

