卒業の日に「第2ボタン」を…

 卒業式の思い出として、「ボタンなどをあげた/もらった」は8.1%。「好きな人に告白した/告白された」は2.2%。いずれも少数でしたが、コメントにはさまざまな甘酸っぱい(?)記憶も寄せられました。

「学校から帰る途中に下級生の女の子がいるなあと思いながら、友人と自転車で通り過ぎようとしたところ、『あの…◯◯先輩!』と声を掛けられ、びっくりして止まったら、その勢いで自転車のブレーキがバチンッと切れた。
 知らない娘だったけど、どうやら想っていてくれたようで、握手とボタンを渡した」(50代、男性)

「当時、地元の高校は大半が男女別学だったので、中学の卒業式が男子に気軽に声かけられる最後の機会と、思いきって気になる男子に声かけて写真撮る女子が多かった(私も)」(50代、女性)

「中学校の卒業式に、第2ボタンをもらってくれる女子の同級生が自分にもいるんだとわかったこと」(40代、男性)

「中学の卒業式後、好きでもない男子から自ら取った第二ボタンを『はい』って渡された」(60代、女性)
 

 そのほかにハプニングや、こぼれた涙も引っ込むような出来事を経験した方も。

「高校の数学の先生が入学式の時に骨折して、いなかったのをいじり続けてたら、まさかの卒業式の時も骨折で入院して、皆でいじりに病院に行った」(50代、女性)

「中学の卒業式当日、卒業証書授与式でふりがな振ってあるにも関わらず、間違えられた」(40代、男性)

「小6の夏休み中に転校して、修学旅行に参加していないのに、卒業式の『呼びかけ』で『楽しかった修学旅行!』というセリフをあてがわれた。大人はそれで参加させたつもりだったのかも知れないが、イヤな思いしかなかった」(60代、女性)

「中学は号泣でしたが、高校はまだ入試を控えていたせいか、みんなあっと言う間に解散で感慨に浸る暇もなかった」(50代、女性)
 

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わが子の卒業式は、自分のときと違って…