知識を増やし、教養を深めていくことは、学校を卒業してからも続く。「学び」を続ける皇室の「あのとき」を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年12月14日に掲載した記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
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筑波大付属高校3年の秋篠宮家の長男の悠仁さまが、筑波大学生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格し、4月から入学すると、宮内庁が発表した。悠仁さまが小さなころから、二人三脚で教育にたずさわってきた紀子さま。その教育が実を結んだ結果となった。
「長男が好きなこと、学びたいことに取り組み、自分の興味を大事に持ち続けてほしいと願っています。学ぶ場所は、長男自身がしっかり考え、決めたことを尊重したいと思っております」
秋篠宮妃の紀子さまは9月の誕生日にあたり、悠仁さまの進路についての質問に対して、このように文書で回答した。
そして悠仁さまが選んだ進学先は、筑波大学の生命環境学群生物学類だった。
悠仁さまが受けたのは、11月28、29日に筑波キャンパスで行われた「学校推薦型選抜」。大学共通テストなど筆記試験のある推薦入学とは異なり、出身学校長の推薦に基づいて提出された書類と小論文、そして面接の結果を総合的に判断して合格を決める形式で、生物学類の入学定員80名のうち募集枠は22名だ。
筑波大学の募集要項によれば、学校長の推薦を受けるためには、「学習成績概評Aランク」(評定平均5.0~4.3)、同大学の一般入試に合格できる学力、国際的なテーマを課題とした探究的な学習や国際交流活動などのうち、いずれかの条件を満たす必要がある。悠仁さまはAランクの成績だったと報道されている。
「対抗意識で大学を決めるなど考えられない」
悠仁さまの進路をめぐっては、悠仁さまが小学生のころから候補の大学名が取り沙汰され、東京大や、秋篠宮さまが農学部の客員教授を務めていた東京農業大など、さまざまに報じられてきた。なかには「紀子さまは、雅子さまと愛子さまへのライバル心から、悠仁さまの東大進学を目指している」といった報道もあった。