6年生の林間学校に参加した悠仁さま。途中で雨に遭い、アウトドアブランドのレインウェアを着てにっこり=2018年8月、福島県・裏磐梯高原、宮内庁提供

 秋篠宮さま紀子さまは、悠仁さまを連れて国内各地を訪れる一方で、中学生の時期には、悠仁さまが「ひとり旅」で長野県などを訪れることもあった。

 ご両親は、自分たちは公務で忙しいが、12歳の悠仁さまには自然と触れ合い、土地の風土を肌で感じ、情緒を育む経験を積んでほしい、というお気持ちだったという。

 紀子さまは、悠仁さまが高校に入学した2022年9月のご自身の誕生日にあたっての文書で、人びととの交流の大切さに触れるとともに、自身のテーマを見つけ、進む道を拓いていってほしいとつづっている。
 

「筑波大も候補と聞いていましたが」と稲の先生

 悠仁さまの「稲」の先生である、茨城県の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)シニアエグゼクティブリサーチャーの矢野昌裕さんは、悠仁さまの合格の知らせに、

「まずは筑波大学の入学試験合格、おめでとうございます」

 と喜んだ。そして、

「筑波大学も候補に挙がっていることは聞いていましたが、都内からは距離があるので、選択肢ではないのかと思っていました。大学では、自然・生物に関する知識を吸収され、ご興味をさらに深められることを期待します」

 皇族である立場ではさまざまな制約もあると思いますが、これまで以上に交友の幅が広がる大学で、さらなる成長と活躍を、とエールを送った。

(AERA dot.編集部・永井貴子)

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