紀子さまの古くからの友人は、今回の悠仁さまの筑波大合格の発表を受けて、こう首を振った。
「悠仁さまの進学先について、妃殿下から『東大』をはじめ、どちらか特定の大学に進学させたい、といった言葉を聞いたことはありません。しかしながら、どういうわけか『東大をひたすらに目指す』などといった報道がなされることに、妃殿下の友人として、ただただ当惑するばかりでした」
学習院を選ばなかった秋篠宮家だが、外の世界にはご一家を支える友人や相談できるブレーンとなる人たちもいた。東大の施設に滞在したことがあるとして、悠仁さまのためにそのコネクションを活用するのでは、といった報道もあった。
批判的な噂があがるたびに、秋篠宮家と交流のある研究者のひとりは、風評へのいら立ちを吐露していた。
「たしかに秋篠宮さまがご家族で東大の演習林に滞在され、山登りをなさったこともあります。しかし、それは悠仁さまが生まれる前の話で、幼い眞子さんや佳子さまが、追いかけ回すマスコミを怖がったためです」
それをもって悠仁さまの東大進学と結びつけるような話ではないと、きっぱりとこう話していた。
「秋篠宮家は、悠仁さまのご興味と意思を第一に尊重なさるご家庭です。対抗意識で、ご長男の進学先を決めるなどということは、まず考えられません」
悠仁さまが通う筑波大付属高校は、毎年30~40人の東大合格者を出すトップ校だが、学力至上主義で進学先を選んだのではなく、生徒の個性や興味、そして多様性を尊重する校風が大きかったのだろうと、前出の友人は振り返る。