チャーリーxcxが、自身のコンセプトによる新作映画をプロデュースし、さらに出演する可能性があることが明らかになった。
現地時間2025年1月23日、米バラエティが報じたところによると、32歳のシンガーソングライターである彼女は、A24とタッグを組み、自身のアイデアを基にした『The Moment』という映画を制作するという。あらすじや登場人物の詳細はまだ公表されていないが、同誌によれば、チャーリー自身もこのプロジェクトに出演する可能性があるそうだ。
今作では、エイダン・ザミリが長編監督デビューを果たす。スコットランド出身の写真家兼映像監督である彼は、バーティ・ブランデスと共同で脚本を執筆した。また、チャーリーによる2024年のアルバム『ブラット』の大半をプロデュースを手がけたA.G.クックがスコアを担当する。
映画『The Moment』は、チャーリーの新しい制作会社Studio365が手掛ける最初の作品だ。この映画は、音楽から演技へのシフトを目指していると以前語っていたチャーリーのキャリアにおける大きな転機の一つでもある。今後、彼女は、ベニート・スキナーのTVシリーズ『Overcompensating』、グレッグ・アラキの近日公開予定のスリラー『I Want Your Sex』、ダニエル・ゴールドハーバーによる『Faces of Death』リメイク、グラフィック・ノベル『100 Nights of Hero』のジュリア・ジャックマンによる映像化作品などに出演予定となっている。
昨年12月、チャーリーは米バラエティのインタビューで、「撮影現場で学び、優れた監督や俳優から多くを吸収することを楽しんでいます」と語っていた。「ミュージシャンが十分なリサーチや勉強もせずに他の分野に飛び込むのは好きじゃない。だから、実行するまでに、この3、4年でたくさんの本を読んで自分を教育する時間を取ったんです」と明かしていた。
このニュースが伝えられたのは、2025年の【ブリット・アワード】のノミネーションが発表された日でもある。チャーリーは、<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>、<ポップ・アクト>、<ダンス・アクト>を含む5部門でノミネートされており、『ブラット』が<アルバム・オブ・ザ・イヤー>、ビリー・アイリッシュとのコラボ曲「Guess」が<ソング・オブ・ザ・イヤー>の候補に選ばれている。