メイン画像
この記事の写真をすべて見る

この先一週間も、東京を中心に花粉の飛散がありそうです。わずかな花粉でも、マスクやメガネなどで対策を万全にしてお過ごしください。

東京・横浜・山口などで花粉が飛ぶ

画像A

東京都では、調査を開始した1985年以来、過去最も早く、1月8日にスギ花粉が飛散開始となりました。

今日24日は、関東から九州を中心に晴れて、日差しが暖かいでしょう。花粉が飛びやすい条件となっています。この先一週間も、東京や横浜、山口を中心に少ないながらも花粉の飛散が続くでしょう。花粉に敏感な方は万全な対策が必要です。

スギ花粉のピークは早い所で2月下旬から、ヒノキ花粉は3月中旬から4月上旬となるでしょう。花粉の飛散量は、広い範囲で例年より多く、四国・近畿は例年の2倍以上の所もありそうです。

※飛散開始日の定義は、「一観測地点で、1月以降にスライドグラスの1平方センチメートル内にスギ花粉が1個以上捕集される日が、原則として2日以上続いた最初の日」としています。

外出時にオススメの花粉対策

画像B

花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼