パワハラに苦しんでいる若手の女性教員に、とにかく、朝、学校に来てから、夜、帰るまで、すべてを録音することを勧めるのがいいと思います。
スマホでもいいですが、電話で話している時にパワハラされたりする場合を考えて、ボイスレコーダーでもいいと思います。
とにかく、常時携帯して、録音し続けるのです。
昨年11月、僕が、「【相談239 】クラスの治安が悪く、精神的に不調になりましたが親に伝えてもわかってくれません。どうしたら伝わるでしょうか」で答えたように、それを文章にします。
そして、音声と共に教育委員会に提出するのです。
それは、「実際の現場」を伝える生々しい資料になると思います。
これ以外にも、おこたんさんが考える「なんらかの方法」があるなら、それも加えて、賢く行動することが必要だと思います。
それにしても、女性主任に対して、校長が「指導力があり学級経営も上手」と判断するのは、とても困ったことですね。
これはあきらかに、昔の「教室の王様」になるタイプの人だと思います。
校長からすると、子供を(どんな形であれ)まとめて、問題を起こさない先生だから守ろうとするのでしょうが、この先生のクラスは、あんまり生き生きしてないんじゃないかと想像します。若手の先生に対して強権的に接する人は、子供にもそうしていると思うからです。
小学校にワークショップに行くと、表現力が豊かな先生のクラスは子供達も表現力が豊かで、しかめっ面してる先生のクラスの子供達は、みんな大人しくて黙っていることが多いです。
特に、夏休みが過ぎて二学期になると、先生の特徴が子供達に伝わります。
ですから、この女性主任のクラスが、わいわい、生き生きしているとはあまり思えません。
「教室の王様」は、一般的に真面目で、ルールに厳しく、ちゃんとしようとします。
つまりは、自分の理想があって、「こうすることが当り前。これができないあなた達はおかしい」と押しつける傾向があるのです。
かつて、それがリーダーの求められる像でした。でも、今は、「私についてきなさい」というリーダーではなく、「みんなが思うことをちゃんと話せましたか」を大切にするファシリテーターが求められている時代だということを、この女性主任は分かってないのだと思います。
おこたんさん。
もし、おこたんさんが、「静観する」より「行動を起こす」方が、苦しみが少ないと思われたら、充分な準備と共に賢く行動することをお勧めします。
大丈夫。やった後悔より、やらない後悔の方が大きいってよく言うじゃないですか。行動してみれば、きっとなんとかなると僕は思っています。