――成人しても独立せずに、ずっと親元で暮らす子どもも多いようです。

 子どもが家を出るXデーを家族で決めておくことです。大学を卒業したら、20歳を過ぎたら、いつでもいいと思います。この時期になったら家を出て、自立して一人で自分のお金で暮らしなさいというのを決めて、家族で共有しておくのです。幼少時代から親に言われ続けた子どもは、早い時期から経済的な視点や判断力がつくと思います。たとえ実家暮らしを続けるとしても、銀行の自動引き落とし(定額自動送金)で実家の家賃としてお金を払ってもらうのです。現金のやり取りを都度やっていく方法だと、いつのまにか支払いが滞る可能性があるからです。

――お金の教育次第でその後の人生が大きく変わりそうですね。

 気前よくお年玉を与えるのもいいですが、そのお金をどう使うか、どうすればそれが増えるのか、この機会に一緒に考えてみましょう。2025年は豊かな一年となるよう、頑張りましょう!

  次回のテーマは、「お金を使い切りましょう」です。

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼