初めて紅白の司会に抜擢された伊藤沙莉

「旧ジャニーズ」は数字を持っている

「考えられる“敗因”としては性加害問題の影響で旧ジャニーズ事務所のアーティストの出場が44年ぶりにゼロになったことや若者のテレビ離れの加速、コロナ禍の収束により年末に外出する人が増えたことなどが挙げられています。ただ、いずれも放送前から予期できたことですし、言い訳にはならないでしょう」

 NHKとしても昨年の雪辱を果たすべく、今年は巻き返しに力を入れてきそうだが、視聴率回復のカギを握りそうなのが旧ジャニーズアーティストの“復帰”と大物アーティストの担ぎ出しだろう。

 16日、NHKの稲葉延雄会長は定例会見で「SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)」と新会社「STARTO ENTERTAINMENT」所属タレントを今後は番組で起用していく方針を明らかにした。これについて、大手レコード会社社員はこう話す。

「当然、紅白出場の出場も視野に入れた上での発言でしょう。何だかんだ言ってもコアなファンを持つ旧ジャニーズアーティストは“数字”を持っていますからね」

 そうした中、今年の返り咲きが有力視されているのが人気グループ「Snow Man」だ。

「『Snow Man』は21年、22年と出場していましたし、今年はその時以上に人気面では飛躍しています。旧ジャニーズ勢の中では最有力候補と見られています」(同)

暮らしとモノ班 for promotion
2024年この本が読みたい!「本屋大賞」「芥川賞」「直木賞」
次のページ
今年も起こる「中森明菜」待望論