先ほどの60代の男性に「最近、生きていてよかったと思ったのはどんなときですか?」と尋ねてみたら、「露天風呂に入りながら熱燗を飲んだときだなあ」とうれしそうに話してくれました。

 深い悲しみの中にあっても、なんとか今日を生きてみる。

 つらく苦しい日々を積み重ねていく過程で、これからを生きていくために、何が本当に必要なのかを見いだせるかもしれません。

 今はまだ、生きる意味がわからなくていい。

 何もできなくても、あなたがただ生きているだけでいいのです。

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