FA権を獲得した選手が出ていく流れを止められないのなら、他で対応策を考えるべき。練習で選手を育てる、データなどを活用した独自のチーム編成や戦い方を見出す……。やれることを全力でやるべき」(スポーツ新聞野球担当デスク)

 打線の柱だった山川穂高が移籍したソフトバンクが独走優勝したことで、FA選手の流出に対する不平不満も改めて出ている。しかしそれは今に始まったことではない。1996年オフに清原和博が巨人移籍した時から、すでに30年近い時間が経過している。

 両球団ともに来シーズンに向けて的確な補強などチーム力の底上げができなければ、さらなる深みにはまりそうな予感も漂う。

「観客動員も好調で球団収入は右肩上がり。しかしファンが一番求めているのはチームの勝利。今はコロナ禍の反動などもあり客足も良いが、勝てない球団はいつか見放されることを肝に銘じておかないといけない」(中日OB)

西武球団になって長い年月が経つが、元々は福岡の球団が身売りされ所沢へやってきた。勝てないままで魅力がなくなれば、また身売り話が出る危険性があることを忘れてはいけない」(西武OB)

「(中日と西武には)勝つ気がないのではないか」と言う声を聞くこともある。今はまだ少数派の声かもしれないが、手遅れになってからでは取り返しがつかない。そうなる前に、中日と西武の両球団はチーム強化に本腰を入れて欲しいと思う。

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