西武が獲得調査を開始
「得点力不足に悩む球団が多い中、レイエスが加入したチームは順位が入れ替わるほどの影響力を持った強打者です。今オフに複数球団の争奪戦になることは間違いないでしよう。今年は推定年俸1億円プラス出来高ですが、3倍の年俸3億円に上がっても不思議ではない」(スポーツ紙デスク)
レイエスはスタメン起用の際はほぼ指名打者での出場だったため、移籍があるならパ・リーグ球団が有力だ。さっそく、今年最下位に落ち込んだ西武が、獲得調査に乗り出していることがメディアで報じられた。
西武は、今季リーグワーストの350得点。チーム打率.212、60本塁打もリーグワーストだった。中軸を担えるポイントゲッターが欲しい状況で、レイエスは喉から手が出るほど欲しいだろう。
「西武のほかに獲得に乗り出す可能性があるのがオリックスです。今年は深刻な貧打がネックになり、4年連続V逸を逃して5位に沈みました。V奪回に向けて打線強化は最大のテーマです。岸田護新監督の下で、フロントも戦力補強に動くでしょう」(先のスポーツ紙デスク)
強打者を渇望している状況はオリックスにも当てはまる。402得点はリーグ5位。チーム防御率2.82と投手陣は健闘したが、打線が援護できずに落とした試合が少なくなかった。指名打者は森友哉がチーム最多の50試合、セデーニョが41試合出場している。
「オリックスは、捕手を森と若月健矢の併用という形を取っているので、森は捕手で出場しない時は指名打者に回っています。セデーニョは好不調の波が激しいのがネックでした。レイエスを獲得した場合は指名打者で起用し、森は捕手と右翼を守ることで対応できます。セデーニョは来季も残留の可能性が高いですが、一塁を守れるので頓宮裕真と定位置争いになる。頓宮は昨季首位打者に輝いたが、今季は打率.197と打撃不振に苦しんだ。来年は定位置を確約された立場ではありません」(在阪のスポーツ紙記者)