例えば、「あちこちオードリー」(テレビ東京系、7月6日放送)で、「芸能界を生きるコツ」を明かしていた藤田は「マネージャーから説教されているタレントは売れない」という自説を披露。新人の女性タレントがマネージャーから「なんで絡みに行かなかったんだ!」など、説教されている現場に遭遇するという。そうなると、マネージャーが好きなタレントができあがるだけで、「その子の個性とかじゃない」「そうなると売れないなって」と分析した。ちなみに、自身は説教をされても反抗するのだという。中途半端に空気を読んで発言するより、個性を前面に押し出したほうが生き残れるという自信があるのかもしれない。

 とはいえ、キャリアとしてみれば藤田はまだ大御所ではない。将来、こうした発言がブーメランとなって返ってくる可能性もある中で、トゲのある発言を続けるのは、「思っていること正直に話したい」という素直な欲求なのかもしれない。

「おそらく打算ではないと思います。たとえば、母親に一軒家を建てたことを6月に自身のラジオ番組で明かしていましたが、好感度を上げるには絶好のエピソードです。しかし、彼女はあっさりと報告し、『最終親孝行ですよ。これがラストでいいよね。終わったよね。もういいよね?』と、本音ともとれる心情を吐露していました。好感度アップを狙っているような感じはしません」(同)

■スルー力が身についた!?

 女性週刊誌の芸能担当記者は、批判をいとわないのは「ファンの存在が大きいのでは」と推察する。

「6月にバラエティー番組で占い師から『炎上しても“私にはこれがある”という支えを見つけているはず』と指摘され、藤田は『ファンの子かな?』と答えていました。発言がネットで批判されることもありますがファンも多いですし、好感度に縛られず、ただ自分に正直なだけなのでしょう。エゴサーチをよくすると以前から語っていますが、最近になってようやくファン以外のSNSでのコメントをスルーする力がついたのでしょう。また、次々とギャルタレントや若い女性タレントが出てきますが、そこと張り合わずに、自分の本音で芸能界を生き抜いていこうと思っているのかもしれません」

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炎上しても「コア」なファンが支えてくれる