剛力彩芽(写真:REX/アフロ)

白石和彌監督は「天才肌」と評価

 そして、剛力の女優人生を大きく変えたもうひとつの出来事が、ZOZO創業者で実業家の前澤友作氏との出会いだった。週刊誌の芸能担当記者はこう話す。

「ふたりの交際が発覚したのは2018年の春頃。前澤氏のプライベートジェット機でロシアW杯を生観戦するなど仲むつまじい姿はワイドショーをにぎわせましたが、この頃の剛力さんは女優の仕事が激減していた時期です。その頃、前澤氏が2人で数百億円かかると言われる“月旅行”に行くかどうかでふたりはもめ始めたと報じられました。というのも、月に行くには長い訓練期間が必要で、それだと女優業からさらに離れてしまうから。その後、『もう一度女優をやり直したい』と決意した剛力さんは前澤氏との別れを選びましたが、のちに復縁して彼のバックアップで個人事務所を設立したと報じられています。『極悪女王』のオーディションでライオネス飛鳥の役をつかみ取ったのはその頃です。つまり、彼との出会いと別れ、そして月旅行への誘いが、剛力さんが図らずも女優としての再生には一役買ったことになります」

「極悪女王」の総監督・白石和彌氏は剛力の演技について“天才肌”と評しているが、彼女が今後、女優として再ブレークする可能性はあるのか。

「剛力は高校時代、ダンス部に所属し活躍していたそうで、デビュー後、歌手としても活動していた時期にPVで披露したダンスは振付師やプロからも高く評価されました。『極悪女王』でも、ダンスを長年していただけに体幹はばっちりで、プロレスシーンは躍動感があり、ただのアクションシーンではなくしっかりと破壊力もあった。プロレスファンからは、剛力が劇中で決めたドロップキックの角度や高さが本物のレスラーのようだと評価されています。アクションもうまい女優としては土屋太鳳や清野菜名が有名ですが、剛力もそれに続くアクション系女優として大いに期待できます。海外での知名度も出てくれば、ハリウッドのアクション映画で起用される可能性もゼロではありません」(前出の映画ライター)

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かつては肉体的な疲労や精神的なストレスも