3日放送の音楽番組「The Covers」(NHK総合・午後10時)は中森明菜ナイト! 同番組の語り(ナレーション)を今回務めるのは、中森明菜と同期82年デビューの本木雅弘で、明菜本人の肉声メッセージや未公開最新ショットも披露されると話題が豊富だ。時代を超えて歌い継がれる歌姫・中森明菜の「The Covers」は見逃せない! そんな中森明菜の過去の人気記事を振り返る(「AERA dot.」2024年2月3日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。
【写真30枚】ポニーテールがカワイイ!中森明菜ジャケ写で振り返る
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中森明菜(58)の話だ。2023年12月~24年1月にかけての活発な“動き”は、AERAdot.でも報じてきた。歌手活動のピークが昭和の中森明菜が、なぜ令和のいま、これほど話題になるのか? “令和の中森明菜ブーム”に注目する、人気音楽評論家のスージー鈴木氏に話を聞いた。
中森明菜は常にホットだ。「活動はいつ再開するのか?」年末になれば、「NHK紅白歌合戦には出場するのか?」と話題になり、まるで恒例行事のように盛り上がり続ける。復活の兆しが見えた22年を「令和4年の中森明菜ブーム」と名付けたのは、人気音楽評論家のスージー鈴木氏だ。
スージー鈴木氏は、「中森明菜の音楽1982-1991」(辰巳出版)を刊行したが、80年代後半の曲にこそ「中森明菜の真髄がある」と話す。
『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』は都会的
「80年代後半に発表した『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』などは、オリコン1位にもなったすばらしい楽曲です。
『DESIRE -情熱-』や『難破船』も80年代後半ですが、『SOLITUDE』『Fin』『LIAR』などは、都会的で本当に格好いい。これらを私は“アーバン歌謡”と呼んでいます。ここでいうアーバンとは、“都会性”、“80年代東京”と意味付けています」