少し気も早いがオフには自身3度目となるシーズンMVPが期待されるが、このアワードでの「3度」という数字は非常に特別なもの。というのも、長い歴史を誇るメジャーリーグでも、これまで3度を超えるMVPを獲得したのは7度受賞したバリー・ボンズ外野手(ジャイアンツなど)のみ。3度MVPとなったことがあるのは、ジョー・ディマジオ外野手(ヤンキース)、ミッキー・マントル外野手(ヤンキース)、アルバート・プホルス一塁手(カージナルスなど)、アレックス・ロドリゲス内野手(ヤンキースなど)、そして昨年まで同僚だったトラウトら“伝説的な選手”ばかりが並ぶ。
仮に今年MVPとなることができれば、彼らに並ぶこととなるが、大谷は年齢も来年で31歳と若い。今季は打撃でキャリアハイの成績をマークするなど、これから“円熟期”に入ってくるだけに、歴代単独2位となる4度目のシーズンMVPや他の通算記録をどれだけ伸ばしてくるかは非常に楽しみでもある。