成人を迎えた秋篠宮家の長男、悠仁さま。今春から社会人となった天皇、皇后両陛下の長女、愛子さま。子どもの成長を見守ってきた皇族方の子育ての「あのとき」を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2023年9月11日に掲載した記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
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秋篠宮妃紀子さまは11日、57歳の誕生日を迎えられた。秋篠宮家の次女、佳子さまの周辺取材を通じて、見えてくる紀子さまの「母の顔」と「教育方針」について、皇室番組の放送作家・つげのり子氏に話を聞いた。
紀子さまの誕生日の5日前の9月6日に秋篠宮家の長男悠仁さまは誕生日を迎え、17歳になった。悠仁さまは来年、早いもので成人の仲間入りをする。末っ子が成人となれば、子育ても一区切りとも言える時期である。
長女の小室眞子さん、次女の佳子さま、そして悠仁さまの三人のお子さまを育てた紀子さまの母としての一面で、印象的なのは「普通の子と同じように」という思いだと、『佳子さまの素顔』の著者で皇室番組の放送作家のつげ氏は言う。
「佳子さまの周辺取材をしているとき、佳子さまにフィギュアスケートの指導をしていた方にお話しを聞きました。初めて紀子さまがアイスアリーナを訪れたときに、『普通の子と同じように練習させたいと希望していますが、それをしてもらえますか?』とおっしゃり、さらに紀子さまは、特別な部屋など用意せず、更衣室も他の子と同じにしてほしいと希望されたそうです。佳子さまの呼び方についてたずねたところ、『佳子ちゃんでお願いします』と答えられたとか。
紀子さまは、特別扱いせずに普通の子と同じように接してほしいという考えを持っていらしたのでしょう。また、将来、皇室を離れることになるので、そのときのためにという思いもあったのではないでしょうか」