ある広告会社の関係者がこう話す。
「いまだにステマは横行しており、文面で残らない形で投稿内容を指示する悪質な事業者もいる」
勝手に㏚表記に話を戻すと、消費者庁は㏚という表記の仕方について、消費者にとってわかりやすいものとは思っていないという。
同庁のある幹部はこう語る。
「そもそも『#』をつけて『PR』と表記するやり方は、消費者が広告だと認識しにくい。投稿内容の下に小さく添えているケースも多い。冒頭などに大きく漢字で『広告』と書いてあれば、消費者にとっても認識はしやすい」
広告であれ、口コミであれ、SNSで見る情報はあくまで参考程度にして、あとは自分でしっかり調べるのがよさそうだ。
(AERA dot.編集部・板垣聡旨)