日ハムの次期候補としては稲葉篤紀二軍監督が“濃厚”と予想されている

「新庄監督は現場へのこだわりはなさそう。監督のオファーは新球場開場で目立つには絶好のタイミングだった。また個人的にも経済的に厳しい時期だったと言われる。持ち前の好奇心が満たされ、現実的には収入を得たことで『やり切った』感もあるのではないか」(日本ハム関係者)

 気分屋でマイペースな新庄監督の性格もあり、チームは“これから”ではあるが今季限りで退くという声もある。そして、次期候補としては稲葉篤紀二軍監督が“濃厚”とも予想されている。

「(新庄監督の退任後は)稲葉監督誕生と考えて間違いなさそう。もともと新球場開場と同じタイミングで就任とも言われていたが、プライベートの問題が噴出して冷却期間が必要だった。新庄監督が素晴らしいレールを敷いてくれたことで、リーグ優勝と日本一を最初から目指せる」(在京テレビ局スポーツ担当)

 パ・リーグでは今季が2年目となるロッテ吉井理人監督の去就も不透明だという。監督1年目からCS進出を果たすなど、投手コーチ時代から定評のある対話力を重視する手腕への評価は高いが……。

「井口資仁前監督が電撃辞任し、時間と手札が限られた中から吉井監督が誕生したとも言われる。吉井監督は今でも選手育成に強い興味がある。後任候補がいるのなら現職に固執せず、退く気持ちはあるだろう」(ロッテ関係者)

 今季はここまで首位ソフトバンクから大きく離されての3位。球団が常勝チーム構築を目指す「2025プロジェクト」を掲げていた中で、この成績では次にバトンを渡すのではと噂される。

「ロッテの次期監督候補は人材豊富。福浦和也ヘッド兼打撃コーチを筆頭にサブロー二軍監督、そして黒木知宏投手コーチもいる。人気面を考えるとジョニーこと黒木コーチが濃厚だが、誰もが資質があると感じるだけに人選は難しくなるかもしれない」(スポーツ新聞野球担当デスク)

ロッテの次期監督候補は、人気面を考えると黒木知宏投手コーチか(写真:千葉ロッテマリーンズ提供)

 2021年からDeNAを指揮する三浦大輔監督もユニホームを脱ぐ可能性が指摘されている。現役時代から横浜一筋で絶大な人気を誇る“番長”だが、今季はここまで4位。戦力的には優勝争いができるメンバーがそろっているという評価もあるが、現状Aクラスに入るのがやっとの状況だ。

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