横澤夏子さん(撮影/写真映像部・高野楓菜)
横澤夏子さん(撮影/写真映像部・高野楓菜)
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 子どもと過ごした夏休みが終わり、始まる新学期。あらためて子どもの成長と教育について考えたい。これまでにAERA dot.が掲載した「子育て」の記事のなかで、特に読まれたものを紹介します(この記事は「AERA dot.」に2022年6月7日に掲載した記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

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 コロナ禍で2児を出産し、復帰から3カ月。既に生放送のテレビ番組やCMでも活躍している芸人・横澤夏子さん(31)はどうやって仕事と家事・育児を両立しているのか。会社員の夫と保育園、ベビーシッターを頼りに、復帰後も「7時半消灯」を続けているという。「メンタルがえぐられる」つらさも飲み込んで、前に進む心の支えになっている計画とは。
 

――現在、テレビやCMで本格的に活躍されながら、プライベートでは2歳2カ月と7カ月の女の子2人を子育て中です。どうやって両立しているんですか。

 下の子が5カ月の頃に復帰して、最初は週1、2回から「慣らし保育」ならぬ「慣らし復帰」していきました。今も私の中ではまだ本格的に仕事をしているというわけではなく、子どもの保育園の時間だけ働いているという感覚ですね。子ども優先なので、時間が合わなくて泣く泣くお断りしてしまう仕事もあります。

 本当は飛びつきたいぐらいの仕事なのに、上の子の保育園が延長できるか、下の子のベビーシッターさんの時間が空いているか、夫の仕事が調整できるかを確認して、3つが噛み合わないと受けられない。

 上の子を産んで復帰したての頃は、断るたびに「あぁ、せっかく呼んでもらったのに!」「この番組も出られないのか……」と毎回打ちのめされて、焦りもありました。でも、考え方を変えていかないとメンタルが持たないと気付いて。断る勇気や人に甘える力、いろんな力を鍛えている途中ですね。そうじゃないと、1日を過ごせない。

――やればできるはずの仕事を断るのは本当につらいですよね……。

 つらいです! アルバイトをしながら芸人やっていた時に「オーディション入っちゃって」って断るのとはまた違う。すごく気が重くてメンタルえぐられるから、仕事を断るっていうタスクが今一番大きな仕事です。マネージャーさんには「めちゃくちゃ出たかったって、やる気だけは前面に出して返事してくださいね」ってお願いしています。悔しい気持ちだけは伝わってほしいので。

 また次のチャンスがあるのかという焦りもあります。でも今は生活が回ることが優先なんだと毎日、自分に言い聞かせているところです。

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7時半消灯までの怒涛のスケジュール